このタイトルは一緒にモロッコを旅した詩人の谷川俊太郎さんにつけてもらいました。
声 白から黒へ/黒から白への無限の濃淡に/声がかくれている 祈る声/むずかる声/なじる声/囁く声 声は物音に紛れ/風音に消され/足音に寄り添いながら/ひそやかな歌になっていく そして砂漠に吸われる/聖歌も無言歌も/あのひとの思い出も
谷川俊太郎